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栽培情報(お花の栽培アドバイス)

この時期の植付け、季節の手入れ、野菜栽培の基本知識、など。
お花の栽培アドバイス
この時期の植付け、おすすめの花、季節毎の手入れ、など。
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お役立ち情報。簡単にできるミニスコップや栽培方法、など。



春/3~6月の植え付けとタネまき
[植え付け]
春、プランターに植えた花は日当たりのいい場所に置きましょう。花がたくさん楽しめます。枯れた花は早めに摘むと、花を長く楽しめます。
地植えにしたい場合は、地面が凍っている時期は避け、土をスコップで掘り起こせるようになったら植え付けましょう。
夏に咲く花をタネから育てる場合、タネまきは桜のソメイヨシノが散る頃からできますが、タネの種類によって発芽する温度が違いますので、タネ袋の表示に従いましょう。
☆花をキレイに咲かせるちょっとしたポイント
・日あたりと水はけの良い場所を選ぶ ・過湿にせず、ひどく乾燥させない
・梅雨時期はマルチングをして土の跳ね返りを防ぐ(病気対策)
・こまめに花がらをつむ  ・肥料は適度に(与えすぎない)

 


■春・水やりのポイント
気温が上がってくると植物の活動も活発になります。水切れを起こしやすくなるので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

 


■タネから育てよう
タネから育てると、花が咲いた時の喜びもひとしおですので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

◎タネのまき方 3つの方法
①直まき(タネの大きさ…大~中、もしくはタネ袋に「直根性」と書かれているもの)
②ポットまき(タネの大きさ…中)
③箱まき(タネの大きさ中~小)

 

① 直まき:花を咲かせたい場所に直接タネをまきます。あらかじめ地ごしらえしておいた場所に、指で穴をあけてタネをまき、雨で流されないよう軽く土をかぶせておきます。芽が出てから株間が狭いようなら間引きます。プランターでも同じようにできますがその場合なるべく新しい土を使いましょう。

 

② ポットまき:直径6cm~9cmのポリポットに新しい土を8分目まで入れ、1ポットにつき2~3粒のタネをまき、トレーなどに並べて育てます。芽が出るまでのあいだは雨の当たらない軒下に置きますが、水やりをまめにして土を乾燥させないようにしましょう。
芽が出たら陽のあたる場所に置き、水やりは土の表面が乾いたらにします。元気の良い芽を残して間引き、1つのポットにつき1本にします。本葉が7~8枚になったら定植できます。

 

③箱まき:あれば育苗箱がおすすめですが、なければ卵パックや発泡スチロールの食品トレーでOK。卵パックなど水が抜ける穴がない場合はキリなどで細かく穴を開けておきます。
容器に新しい土を入れ、あらかじめ湿らせておきます。タネを重ならないようにまき上から土を軽くかぶせます(好光性種子はかぶせない)。芽が出るまでは雨の当たらない軒下に置き、土を乾燥させないようにします。細かいタネの場合は霧吹きを使用します。
芽が出たら陽のあたる場所に置き、水やりは土の表面が乾いてからにします。
本葉が2~3枚になったら1本づつポリポットに移植します。本葉が7~8枚になるまで育て、定植します。

 

☆育て方のポイント
・新しい土を使う ・芽が出るまでは水やりをまめに
・芽が出てからは水やりをひかえめに ・芽が出てからは陽に当てる

 


●春の植え付け 種・苗で植えるおすすめの花
種類観賞期備考※1 タネまき時期
マリーゴールド 6月~11月 タネからは育苗が必要 A
サルビア 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
トレニア 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
百日草(ジニア) 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
メランポジウム 6月~11月 タネからは育苗が必要 B
日々草 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
インパチェンス 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
アンゲロニア 6月~10月 タネからは育苗が必要 B
ハナスベリヒユ 7月~10月 タネからは育苗が必要 B
クレオメ 7月~10月 タネの直まきOK B
ヒマワリ 7月~9月 タネの直まきOK C
アサガオ 7月~9月 タネの直まきOK C
コスモス 7月~11月※2 タネの直まきOK B
◎タネまき時期:A ソメイヨシノの散る頃から(15℃~25℃)
B 八重桜の咲く頃から(20℃~25℃)
C 八重桜の散る頃から(20℃~28℃)
※1 備考欄に「タネからは育苗が必要」とある種類は、■タネから育てよう の
② ポットまきか ③ 箱まきで育てましょう。
※2 コスモスは、タネまきする時期や品種によって鑑賞期が変わります。
●タネまき・育苗カレンダーも参考にしてください。こちらへ(別ウインドウでPDFが開きます)

 

 

お花の栽培__一年を通じての基本的な手入れ
★害虫は見つけたらとりのぞく!
・花を注意深く観察していると葉や花を食べてしまう虫と出会うはず(ヨトウムシやナメクジは夜に出没します)。面倒ですがつまみとったほうが確実です。ハダニはとても小さいですが、水に弱いので葉の裏に水をかけてやることで予防します。

★ 水やりは土の表面が乾いたら充分に。
・常に湿っている状態も、からからに乾燥させてしまってもうまくいきません。乾いてからのほうが水と一緒に養分を吸収しやすいので、丈夫になります。また、土の中にある余分なものを水によって押し流す効果もあります。

★ 花がら摘みはこまめに!
・花をきれいに、株を長持ちさせるには労力がいりますが、そのぶん期待に応えてくれますよ!花がらはタネを付けるために養分が使われますので、花がらを摘むことによってほかの枝葉や花に養分が行きます。

★病気のシグナルを見逃さない
・病気の箇所を見つけたら、広がる前に取り除きましょう。風通しの良いところに置くのも重要です。風通しが悪いとカビなどの病気が寄り付きやすくなります。

 

夏~晩夏の栽培についてはこちら
秋~冬の栽培についてはこちら
(アドバイス:荒木 佳江)