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緑 de つながる通信_メンバー発信、あれこれ♡ 4

宮城県牡鹿・折浜仮設住宅訪問
「みんなとつながったお花の植え替え」

※写真をクリックすると拡大します

 

活動日時:2012年7月16日(月)
活動場所:宮城県の牡鹿・折浜仮設住宅

7月16日、宮城県の牡鹿・折浜仮設に行きました。
現地メンバーと合流して、仮設へ行く前に、「御番所公園」に連れて行ってもらいました車でカーブの多いくねくねした山道を走っていると、途中、地元の子達しか知らない小さな秘密の漁スポット(小学校の遠足で皆様一度はくるそうです♪)を教えてもらったり・・・くじらの博物館も見つけました。(ガラス張りの博物館の天井にくじらさんの模型が浮いていてビックリ!)ここに住んでいる方達は、小さい頃から自然の大切さを体で学んでいて、海と共に生きているんだなぁ。と思いました。

御番所公園の展望棟から見た景色は、まさに「絶景!」の一言でした!目の前に「金華山」という島がキレイに見えました。金華山は、その島全体が黄金山神社という神社の神域で、恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」の一つです。ここにはたくさんの猿や鹿が生息していて、なんと!鹿が泳いで渡ってくるそうです!!「鹿って泳げるんだぁ」(しかも海渡ってって・・・えぇぇ!!初めて知りましたぁ!!)  (写真:御番所公園からの絶景)

牡鹿・折浜仮設につきました。 TEXT
既在のプランターの枯れてしまった花苗達を植え替えます!
ナデシコの根が元気すぎて、抜こうとすると土ごとゴポッ!!と根っこに絡まってプランター型にとれてしまうほど。。。なので、まず「土ふるい」で土をキレイにする所から始まりました。そのプランターの数、30個以上! (写真:作業の様子)

ドラ〇もんの魔法のポケットみたいに、いろいろな道具を持ってきてくれた猪股さん。
土ふるいが1つしかなくて、強い日差しの中、宮城支部の山崎さん「力仕事、大変だから。まかせて♪」と汗だくになりながらがんばってくれました。

仮設にお住まいのお母さん2人と、私達7人はフル活動!!
今回買ってきた新しいプランターにも植えたいのに、日差しやコンクリートの照り返しの暑さもあってなかなか思った通り作業が進みません。きっと帰りは夕方になるだろう。と思っていた時、山の斜面で(畑をつくるために)草むしり作業をして下さっていた、NPOのグループ(It's Not Just Mud)の皆様が、一緒に手伝ってくれることになりました!!イギリスからの体験留学生の皆様です。 (写真:留学生もお手伝い)

緑でつながるプロジェクト(緑PJ)の小泉さん、古澤さん、酒井さんが通訳して下さり、助かりました~!!(私は日本語ばかりで伝わらない事もありましたがお互い身振り手振りでなんとかコミュニケーションですww)大人数になり、皆のやる気も暑さに負けずUPです!!その大勢の皆の声に導かれてか、仮設から小学生のかわいい女の子やお仕事帰りのお父さんも参加してくれました。 (写真:菊の苗)

アドバイザーの南部さんがモロヘイヤの根の分け方や菊の苗の植え方などを丁寧に教えてくれて、それを英語に通訳してもらって皆で作業する。 「小菊もまぁるく成長するんですよ~♪」って言ったら「それはとっても楽しみだわ!」って喜んでくれたお母さんの笑顔が、今までの疲れも吹き飛んでしまうくらいとってもうれしかったです。皆で作業したら、あっという間に夕方までかかると思われた作業がまだ日の高いうちに終わりました☆ 緑PJや仮設の方々達だけではなく、世界的にも「つながった」ステキな作業になりました。 (写真:みんなで記念撮影)

せっかくなので、先ほど留学生の方達が草むしりをしてくれた山の上に行ってみました。とても急な斜面で「こんな1つ1つの段々が狭い斜面に畑が作れるのだろうか?!」と農業初心者の私はビックリしましたが、ここに住んでいる方達は昔から農業をしていた方もいらっしゃるので小さな場所でも土にふれて作物を育てたいというステキなお気持ちがあることを知りました。(ちなみに、その作物を食べたくて鹿がくるので“鹿よけの網”が斜面に張ってありました。)山の上の東屋から、夕日と海の向こうに遠く、金華山が見えました。この牡鹿という所は神様と自然と人と海や山の動物たちが共生して生きているステキな所だと感じました。(写真:金華山を望む)

最後にご当地グルメのご紹介です。この日のお昼は東北4大焼きそばのひとつ「石巻やきそば」でした。お店は渡波栄田にある「豊浦やきそば専門店」さんです。食べ歩きマップにも のっていない、地元の方達ぞ知る名店です☆。焼きそばの真ん中にのっかっている目玉焼きがなんだかお月様みたいでかわいくて、とってもおいしかったです♪ (写真:石巻のご当地グルメ「石巻焼きそば」)


☆ちょっとしたエピソード☆
今年の5月に、志津川小学校グランド仮設を訪問して、コスモスの苗とヒマワリの種を植えました。その時、あるおばあちゃんが私にこう言いました。
「ここにヒマワリやコスモスがキレイに咲いたら、この景色が少しでも隠れるでしょう!?私はそのほうがえぇな。私らは海で育ってきたから海は好きだけども・・・」
そのコスモスが9月現在、こんなにきれいにたくましく咲いています。そして、被災した丘の下の景色を、少し隠してくれています。。あのときのおばあちゃん、きっとこのコスモスを見てくれていることでしょう。 (写真:志津川小グランド仮設のコスモス  [撮影:弓野淑男] )

(記事&写真:大平 佳世)
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