- 場所/宮城県亘理郡山元町~石巻市大川地区
- 日付/2020年2月22日(土)~24日(月)
- 参加者/地元の方25名、当プロジェクト3名
- 物資支援/花、プランター、培養土
- 活動内容/花植え他
常磐線旧山下駅前にある橋元商店さんは震災後、店の倉庫を写真館に改造し、震災当時の写真を飾ってこの地を訪れる方たちに震災の記録を語り継ぐ活動をしています。
震災後の山元町は彩が無く、倉庫の外壁を明るくできないかとの相談を受け、早速サポサポプロジェクトに相談しました。
その後、準備が整いサポサポメンバーが山元町に行き、お寺に宿泊しながら写真館の外壁に明るいお花の絵を描いてくれました。
それから数年たち写真館の取り壊しが決まり再びサポサポのメンバーと何かできないかとみんなの図書館の菊地さんと山元商店のご主人と相談に行ってきました。
まず、みんなの図書館横にできたトイレを見せてもらいました。
みんなの図書館の敷地には活動拠点であるジータンドームがあり多くの方が集まる場所です。できたばかりのトイレはウォシュレット付きで土足禁止にするとのこと。いつまでもきれいに使用してもらえると思います。
次にジータンドームで菊地さんと打合せ。ちょうど3月11日のイベントに合わせて準備をしている最中でした。会場の設営準備をしたり、出来上がった灯篭をどこに置くかなどの相談をしていました。震災から9年たち灯篭に書かれた絵や言葉も明るく前向きになっていると話されていました。
菊地さんと橋元商店に移動して、ご主人に地元の話を伺いました。
山元町も復興が進み色々な工事が行われています。
この写真館も道路拡張のため5月中の取り壊しが決定しているとのことでした。
ある程度、相談ができたところで、山元町を出発し南三陸に寄り石巻に宿泊。
翌日は大川地区のイベントのお手伝いをするため、復興住宅「二子団地」に行きました。
このイベントは、かつて大川地区に住んでいた住民の方に集会所で震災前の大川地区を再現した模型を見てもらったあと、バスで復興工事が行われている大川地区に移動、その後「はまなすカフェ」で昼食を取り、東北ユースオーケストラ有志の演奏を楽しむという内容です。
緑でつながるプロジェクトでは、このツアーに参加した大川地区の元住人の方にお花をプレゼントすることにしました。
まずは二子団地の集会所に行き町のジオラマを見せてもらいました。
震災後の様子しか知らないので、震災前の町の様子を教えてもらい、そこでは多くの方が生活があったのを実感しました。
バスを見送った後、はまなすカフェに移動してお花の準備をしました。
当日は雨と雪と大風でプランターに培養土とお花を入れるのも一苦労。
手がかじかみ、なかなか作業が進みません。完成したお花は持ち運べるようビニール袋に入れていきました。
みなさんが大川地区の見学を終えてバスで はまなすカフェに戻ってこられるまでにはガーデンシクラメンを入れた鉢が完成。演奏会終了後バスに乗り込むみなさんにお渡しすることができました。