秋~冬 栽培情報(お花の栽培アドバイス)
この時期の植付け、季節の手入れ、野菜栽培の基本知識、など。
お花の栽培アドバイス
この時期の植付け、おすすめの花、季節毎の手入れ、など。
この時期の植付け、ハーブの種類と活用方法、など。
お役立ち情報。簡単にできるミニスコップや栽培方法、など。
秋~冬/10~11月の植え付けと冬越し
[植え付けは早めに]
冬~春に咲く花の苗は、11月中旬くらいまでに植え付けましょう。
※寒さが来るまでにしっかり根を張らせて冬に備えます。冬になってから植え付けると、冷たい土に根が馴染むことができず、根が傷んでしまうことがあります。
※寒さが来るまでにしっかり根を張らせて冬に備えます。冬になってから植え付けると、冷たい土に根が馴染むことができず、根が傷んでしまうことがあります。
[植え付け前の地ごしらえ]
苗を植え付ける前の地ごしらえのやり方。
①地面をよく耕して、石ころや前に植わっていた植物の根っこなどを取り除く
②腐葉土や堆肥などを混ぜ込み、ふわふわの通気性の良い土にしておく。苦土石灰を混ぜ込む場合は植え付け1週間前までに。
※コガネムシの幼虫が出てきたら必ず取り除きましょう。そのままにしておくと、秋に植え付けた苗の根を食べられて枯れることがあります!
プランターの場合でも、一旦プランターから土を出して幼虫がいないかチェックし、天日干しをした後新しい土と混ぜてから植えましょう。
[マルチングをしよう]
地面に霜が降りる前に、植え付けた植物の根元を敷き藁や腐葉土などでおおって寒さから植物を守りましょう。これをマルチングといいます。
■水やりのポイント
秋~冬にかけて、水やりの回数を減らしましょう。2日に1回か3日に1回で良くなってきます。時間は、陽が出て暖かくなった午前8時すぎ~午後1時までがベスト。鉢植えはできれば午前中に。
※早朝と夕方の水やりは土の中の水が凍結する恐れがあるので避けましょう。
●秋の植え付け 種・苗で植えるおすすめの花
種類 | 観賞期 | 備考 |
---|---|---|
パンジー・ビオラ | 冬~春 | 種からは育苗が必要 |
葉牡丹 | 冬 | 種からは育苗が必要 |
ストック | 冬~春 | 種からは育苗が必要 |
ネモフィラ | 春 | 種の直まきOK |
クリサンセマム・パルドサム(ノースポール) | 春 | 種の直まきOK |
キンセンカ | 春 | 種の直まきOK |
☆苗の植え方 ポイント☆
・ポリポットから苗を抜いて、根がきつく回っていたら、軽くほぐしてから植え付ける
・植え付け時は根が傷んでいるので、いつもの倍くらいたっぷり水やりをする
●秋の植え付け 球根で植えるおすすめの花
種類 | 植える時期 | 観賞期 |
---|---|---|
チューリップ | 10~11月 | 3~5月(品種によって差あり) |
ムスカリ | 10~11月 | 3~5月 |
スイセン | 9~11月 | 1~4月(品種によって差あり) |
ヒヤシンス | 9~10月 | 3~4月 |
フリージア | 10~11月 | 2~4月 |
クロッカス | 9~10月 | 2~4月 |
オキザリス | 8~10月 | 1~5月(品種によって差あり) |
☆植え方について☆
・地植えにする場合は、球根の高さ2~3個分の深さに植え付ける(球根2個分の高さ、土がかぶっているようにする)
・プランターに植える場合は、なるべく深いプランターを選び、球根の高さ1~2個分の深さに植え付ける(あまり深く植えすぎると根の張るスペースがなくなるため)
●冬越しできる夏の草花
種類 | 耐寒温度 | 置き場所 |
---|---|---|
コリウス | 10~15℃ | 日当たりの良い窓ぎわ |
ペチュニア | 10℃ | 日当たりの良い窓ぎわ |
ベゴニア センパフローレンス | 10~15℃ | 日当たりの良い窓ぎわ |
イソトマ | 5~10℃ | 日当たりの良い窓ぎわ |
ガーベラ | 5℃ | 日当たりの良い窓ぎわか軒下 |
ゼラニウム | 5℃ | 日当たりの良い窓ぎわか軒下 |
☆冬越しのポイント☆
・最低気温が耐寒温度と同じくらいになったら、屋外から移動させる
・エアコンの風が直接当たらない場所に置く(風が当たると葉が乾燥するため)
※耐寒温度はおおよその目安です
お花の栽培__一年を通じての基本的な手入れ
★害虫は見つけたらとりのぞく!
・花を注意深く観察していると葉や花を食べてしまう虫と出会うはず(ヨトウムシやナメクジは夜に出没します)。面倒ですがつまみとったほうが確実です。ハダニはとても小さいですが、水に弱いので葉の裏に水をかけてやることで予防します。
★ 水やりは土の表面が乾いたら充分に。
・常に湿っている状態も、からからに乾燥させてしまってもうまくいきません。乾いてからのほうが水と一緒に養分を吸収しやすいので、丈夫になります。また、土の中にある余分なものを水によって押し流す効果もあります。
★ 花がら摘みはこまめに!
・花をきれいに、株を長持ちさせるには労力がいりますが、そのぶん期待に応えてくれますよ!花がらはタネを付けるために養分が使われますので、花がらを摘むことによってほかの枝葉や花に養分が行きます。
★病気のシグナルを見逃さない
・病気の箇所を見つけたら、広がる前に取り除きましょう。風通しの良いところに置くのも重要です。風通しが悪いとカビなどの病気が寄り付きやすくなります。
夏~晩夏の栽培についてはこちらへ
(アドバイス:荒木 佳江)