緑 de つながる通信_メンバー発信、あれこれ♡1-5
「汎花(ハンナ) 日々雑感」(第5回)
私のスポーツジム
ボランティア・ガーデナー 松原 咲子
当初から花壇作りを手伝ってくださったご夫婦が、ご高齢のため引退され、5年前から1人で100坪の花壇をお世話することになりました。そして意外や意外、毎日花壇へ行くようになって、どんどん面白くなり、ついにはまってしまったのです。自分用に、小型ショベル、短クワ、のこぎり、両手バサミを仕入れました。
花がいっぱい咲くと、それだけいっぱいの花柄剪定ゴミが出ます。この処理が一番の力仕事で、毎月1回は花壇の奥に大きな穴を掘って埋めていきます。木の枝を切るのはもちろん、木の根っこを土の中で切って、上手に引き抜くこともできるようになりました。
駅前に人気のスポーツジムがあるのですが、私にとっては花壇がスポーツジムそのものです。歩き回り、スクワットし、腕力も鍛え、とにかく汗をかきます。最近は園芸療法を取り入れる病院もありますが、土に触れ、緑を育てることが、楽しいと思えるようになったら、健康はおまけについてきます。
小倉遊亀先生の画に「花一輪に及ばず」と書かれているのを見て、頭の下がる思いの今日この頃です。
※写真をクリックすると拡大します
花便り
(花の栽培、写真:全て筆者)